2022年8月1日に名古屋市瑞穂区で名古屋歯科口腔外科・矯正歯科を開院いたしまして、約一年半が経ちました。開院以来、名古屋市内、愛知県内のみならず、関西や関東、海外の方々にもご受診いただいています。本院は、Innovationを追求・導入し地域の人々に質の高い治療を提供することにより、患者様の治療後の生活をより豊かにすることを目指しております。患者様の素敵な笑顔と明るく楽しい生活の実現のためには、歯並びをきれいにする、口腔内から金属をなくす、歯を白くすることが当院ができることだと考えております。そのため当院はマウスピース矯正、インプラント・親知らず抜歯、メタルフリー治療・ホワイトニングを3大重点分野として治療に力を入れております。
矯正治療に関しては、従来のワイヤー矯正での治療をおこなわず、マウスピース型矯正の治療に特化した矯正治療を展開しております。マウスピース矯正は、ここ数十年で歯科業界最大の技術革新であり、これまでワイヤー矯正が困難である歯の移動を可能にし、その結果、小臼歯抜歯を回避して矯正治療が可能となる症例が増えております。私はマウスピース矯正に出会って10年弱の間に多数の患者様の治療に携わり、患者様の笑顔の創造に寄与できたことは私の歯科医師としても幸せであります。当院では、マウスピースによる治療のみを行っておりますが、症例により補助装置としてアンカースクリュー(矯正用ミニインプラント)の応用など、患者様の状態に合わせた治療の工夫も行っております。
外科治療はライフワークの一つであり、インプラント治療に関しては初めてインプラント治療に携わって以来、20年以上の経験があります。当院では、SPI社のインプラントシステムを用いて、専門の技工所と共同でシュミレーションからインプラント手術、上部構造のセットをおこなっております。親知らず抜歯に関しては、スピード抜歯といって多くの骨を削って短い時間で抜歯することをよいとする考えがありますが、骨の再生には多くの時間がかかりその再生にも限界があります。当院では、多少の時間がかかっても、可能な限り骨の削除量を少なくして抜歯するように心がけております。
メタルフリー治療は金属を使用せずに治療を行う方法であり、従来の保険診療で金属を使用する治療は見た目の非審美性、歯茎への影響、金属アレルギー発症の可能性、精神面への影響等、様々な悪影響を引き起こしていると言われています。当院では、自費材料のジルコニア、e-maxなどのセラミック材料を用いて被せ物や詰め物、ブリッジの治療を提供させていただいております。さらに、ホワイトニングにより、自分自身の歯をより健康的で美しくさせることにより、患者様のみならず周りにも笑顔が増え、明るく楽しい人生の創造に寄与いたします。
最後になりましたが、私の自己紹介をさせていただきます。広島大学歯学部卒業後、京都大学口腔外科学講座へ入局し以降、歯科医師22年目になります。その間、主に京都大学でのべ13年間、愛知県がんセンターにて5年間、臨床・研究・教育に携わって参りました。これまでの経験を生かして地域医療に貢献し、人々の幸せに寄与できれば幸いです。
名古屋歯科口腔外科・矯正歯科 院長
田中 宏樹